忠弘の誕生日。

101 忠弘の誕生日。

White Day 2019

 連れこまれた。

「一緒にロマンティック出社だ」

 無職ふたりで前職場へ。
 売り上げが、従業員が増えた。別なビルへとうに引っ越し、当時のフロアはいまは

「オフィス・ファック、長年の夢を達成できる。頼む俺の鼻、耐えてくれ」

 キスマークをこれでもかとつけられた私の首、耐えられるかなこれ以上。
 そんなの車を降りたらふっとんだ。

 ああ私、出社している!
 あんなに月曜日が、満員電車がいやだったのに。
 ……扉を開けたら全回線が鳴っている、そうじゃないと知っているから、こんな。
 どれだけ厳しいか教わった、ここで。なにもかも。
 忠弘はこれから、

「……っわ!」

 背後をとられた。動線の悪い狭い通路をすいすいお姫さま抱っこで、そっと着席。
 正面にまわりこむ。

「おはよう」

 社会人2年目、春。もしも、

「……おはようございます、山本営業主任補佐」

 職場で声の響きの違いを意識したことはなかった。書類や機械の類いが一切ない、机と椅子だけがそのまま。
 まさかこの制服をまとえるとは。

 視線で火花が散る。

「犯ってやる」
「上等」

 かかってこい!

 

「っっぁああああああん!!」

 一瞬で背後にまわりこまれた。押し倒すもうつぶせにするも、いつやっているのそんな練習?

「この淫乱変態、職場でどういう格好をしている!」
「そちらさんが用意したTバックとガーターベルトですよ!」

 スカートをがばりあげられストッキングをびりびり破いてずらしハメ、子宮に直撃。中古の机ががたがた揺れる。

「せ……まい!」
「あたりまえで……、こんな……!」

 体を支えきれなくて、ピストンがとっても激しくて、

「っっっ!! ……奥、過ぎ!!」

 硬くて熱くて太い男が椅子に座って、だからもっと。あの腕、おおきい手で腰をつかまえる。
 ブラウスのボタンを乱暴にひきちぎり、乳房をわしづかみ。ど真ん中をなぶりつくす。

 ここはどうしても、誰かがいるような気がして、

「あぁあん、っ、あああああ!!!」

 業務用の安い中古の椅子がぎっしぎし。声をおさえきれない。

「この感度! 君を犯すのが夢だった!」

 つままれもまれ突かれてもうむりなのに、

「ぅ……うン! むぐ!!!」

 同期がくちびるをむさぼる。舌でも犯され唾液を飲み、中はぐっちゃぐちゃ。あふれるしとどの手料理、高級ハイヒールがぽろり落ちた。

 もうだめ、もうだめ、もうだめ、もう、もう、

「んぅ、うん!!」

 なんでもかんでもとびちって、

「んーーーーーーっっっ!!!!」

 

 意識が戻ったとき、化粧も制服も下着もぐちゃぐちゃだった。
 ぶっとい怒張はど真ん中にぶっ刺さったまま。熱い、あつくてもうとけそう。

「加納さん……2回戦だ」

 はぁ、はあ、はあ、もう、……

「負け、もう、勝てない……」
「は……。ここでんなこと一度も考えていなかっただろう」
「だめ……まけ、かてない……」
「うそだ」
「ほんとう、……ね、じゃあ……連れていって……上司の席。行けなかった、呼ばれなければ……」
「上等」

 貫かれたまま駅弁ファックで連れていかれる。脚はM字のまま、乳房はもまれ、番いの鎖とタグがゆれる。

「あふれすぎだぞ、会社でなにを考えていた!!」
「なにって、ずっと!」

 だめ、だめ、とまらない、わかっていたのに、この男。
 体位が変わる。むかいあって、

「あああん!! もぉい、ぁっ、い、いく、いくいくイくーーー!!」
「イけいけ、連続イきだ!!」

 背が反る。びっくんびっくん、
 強引に、深く猛々しくされるんだろうなって、あのときからあふれていて、

「むっっぅーーーーーん!!!!」

 さらにおおきくなって白濁が直撃、快楽で真っ白け。

 

 また、別な空間……。

「……ここはどこかって? まさに俺の夢、女性更衣室内だ」

 分厚く大きいバスタオルごしに後ろから抱きしめられていた。
 ロッカーに背を預け、着替え用の板敷の上に座っている。

「……変態」
「まったくだ。
 頼むから着替えてくれ。ここは新居じゃない、人の目がある。こんな格好で外に出るな」

 コートだけ上から着ても、階段とか一般道とか、コインパーキングまで歩ける自信、ないなあ……。

「むりか?」
「うん……」
「即答されてもな……俺が真っ裸のさぁやに服を着せる? 刺激強過ぎ……」

 ひとりだけ悠々と別なスーツに着替えていた。

「誰がこんな……」
「俺だ。総務魂でなんとかしてくれ」
「営業魂で……」
「むりだ。俺の負けだ。なんでもいい、頼むから着て、歩いてくれ……」