名前を呼んで。

82 まんが編 名前を呼んで。

 俺の名は山本忠弘。さすらいのぱんだだ。

 案の定、捨てられた。よって滂沱している。
 鼻血をふけといわれれば盛大にふこう。情けなくともいい。
 さぁやさえ、俺をひろってくれるのなら。捨てないでくれるのなら。

 俺はなぜここまで恐妻……これ以上は怖くていえん、になったのか。毎度捨てられるのか。
 だいたい、皆幸せになるんじゃなかったのか? なにがハッピーエンドだ。俺は毎日鼻血と滂沱だ、どうしてくれる。

 まあ、待て。
 さぁやは俺を捨てない。ひろってくれる。いまごろさがしている。
 きっと言ってくれる。

 ただ君を想い、ただ君を待つ。

名前を呼んで。