顔出し無用。

81 まんが編 顔出し無用。

顔出し無用。

 私の名は椎名玲。顔出し無用、華の中高年。一介のぱんだよ。

 ええ? どこがもふもふしている、ですって?
 いいのよ、だって会長夫人ももふもふしているのだもの。

 なぜ、ねこでもいぬでもなく、この私がぱんだなのかしら。その昔はボンデージを……あらいやだわ、年寄りの昔話は長いのよ。夫人に嫌われたくはないわ。

 老人宅におじゃましたら。
 ねこといぬから名刺をいただいたわ。わが家にもくるという意味かしら?
 だいたいね、仕事、とくに心理戦は適任者にお任せよ。その昔はサディストあきらちゃんと呼ばれ……あらいやだわ、つい昔話してしまうのよね。困っちゃう。

 老人までぱんだになっていたわ。清子さんの鶴、いえぱんだの一声は絶大ね。少年の、手綱どころか手玉にとっているわね。ふふふ。ここは一発あきらちゃんが鞭と縄とろうそくで……あらいやだわ、つい地が出ちゃう。

 世の同類、女王さま。一緒にプレイしましょうね。あら私ったら、知らないSMバーがあるなんて、椎名玲の名折れだわ。さあいくわよ!