夢の話 清子。

63 記憶鮮明編 夢の話 清子。

 私はね。朝、起こしにいくとき例のを最初に見てはいませんよ。弟で慣れております。部屋のど真ん中にあおむけで無防備でも気にしません。ただね。

 まあ。お元気だということで。

 ……別に。ほら、赤ちゃんのうんちの色で健康状態を把握しているお母さんと同じ心理ですよ。どっちも同じでしょ、私にいわせれば。
 それにしても、まあ元気。なにがあってもついてくる。さっぱり効いていないみたい。

 どう熱を冷ましてもらおうかな。いままでのでだめなら、もっとだねえ。まだまだ甘いな清子さん。

「起きてくださーい、朝ですよ。えー」

 しばし沈思黙考。このひととき、なかなか楽しい。