夢の話 忠弘。

61 記憶鮮明編 夢の話 忠弘。

 浮気された夢を見た。が。

 それがどうした。俺の妻が浮気? できるわけがない。現在もつながりっぱなしだ、どうやってできる。させるか。
 さぁやはいつもかわいいな……昨夜も散々なきっぱなしのあえぎっぱなし。させたのは俺だがな。昨夜だけじゃなかったがな。一日中だ、毎日だ、年がら年中死ぬまでだ。

 いままでが長かったせいか、あまりの幸せについ心がゆるんだのだろう。あんな水音つきの夢を。
 だからどうした。この熱さ、締めつけ、具合のよさ。すべて俺だけのものだ。いますぐ奥まで突いて犯る。さぁやは敏感にかわゆくあえぎなくんだ。

 さっそくいきり勃った俺自身で。
 
 

 ……という夢を見た。

 待て。妄想にもほどがある。いや、毎度だ。
 実際いきり勃っているのだが。さて、どうするか。

 なにも考えず気合で眠って、あんなふうに起こされたあと気づいた。朝勃ちを見せたな。われながら成人男性20代前半、元気な証拠だ。

 それはいいとして、いま現在が問題だ。とてもこのままにしておけん、当然するが。
 扱けばある程度沈静化する。時間はまだ、いつもさぁやがきてくれるより早い。
 寝たふりをする、ということになるが。
 朝勃ちもなにもない状況を見せてしまう。

昨夜はお仕事、営業お疲れだったのね。じゃ、私が慰めてあ・げ・る。

 なるせりふは死んでも出ないと、もうわかっている。

口ほどにもない。ものの役にも勃たないそちらさんは大嫌いです。

 下半身はここまで沸騰。考えているあいだに時間はすぎる。

 惚れた女はもうすぐやってくる。