夢の話 忠弘。

59 記憶鮮明編 夢の話 忠弘。

SUN, 9 NOV 2008

 浮気される夢を見てしまった。

 ……ありうる。
 俺だけの美人だが、最近まわりも己が節穴を修正しはじめたらしい。直さなくていい。

 最近とくに。

 ……なに? 俺に惚れたからきれいになったと自惚れているな、だと?
 スルーはしてみせたものの、惚れた女に鳥肌がたちますといわれてみろ。ほかも一字一句が地獄いきだ。谷底だ、ふつうならとっくに死んでいる。

 複数の男に次から次へとまたがっていた。

 なにがあっても辞めさせてやる。家に閉じこめ一歩も出さず、あんなことやこんなことばかり致して犯る。
 なにやらいま、のちに一杯のお茶事件と呼ばれる事態が進行中らしいが知ったことか。
 浮気? ありえん。いや、ありうるだろうがさせん。
 
 

 世には心がもらえないならからだだけでもという言葉がある。ひとごとだった。

 ……いまの俺。

 言ってはもらえないのだろうか。性の快楽? 自惚れは通じない、なにも。
 あんななまなましい水音つき……疑ったのだろうか。

 喪えというのか。

 だったら、もう。