51 夢の途中。
SUN, 25 JUL 2010
下から見あげた。
Q. 14:00に性欲と食欲、どっちを優先する?
A. 性欲
ほほ笑みとおしてカレーを作りました。ほめて
「ダイニングのガラステーブル、このふきんでふいてきて」
「うん」
キッチンに戻ってきた。
「ありがと。テーブルに持っていって。お茶くみの要領だよ、こぼさないでね」
超特盛り3つと並盛り1つ、大きなお盆にのせた。
「なかなか難しい。さぁやにとっては重くないか。いつもこうしていたのか、箸より重い物を持つな。あとは全部俺がやる」
教えがいがある。
「適度に運動したいな、風邪ひいちゃう」
「困る。毎日風邪薬を飲め」
過保護か。
「真っ裸でうろつく率は忠弘のほうが高いよ」
「体は頑丈だ」
いただきます!
空腹すぎてしみいるよう。
基本ができていないから気になる。なにくわぬ顔して反応をうかがった。
滂沱でがつがつ。幸せいっぱい、おいしいよさーや。……かな。
「旧宅で、眠るとき脱いでいたの? 上下とも。お風呂から出たときパジャマだったじゃない」
「むろん。
さぁやにいつ襲われてもいいよう、真っ裸で常時臨戦態勢だった」
ああ自信満々。
「どうやって熟睡したの?」
「俺もわからん」
七不思議、残りのひとつだ。
「気合だった。寝室には襲いたいさぁやが観音様状態、抜きまくらなければ眠れなかった」
解明されちゃった。
「連れこんだ日までは妄想だった。拝めて以降は実物で扱けた。
飯後押し倒す、最初にパイズリして」
「ご飯を盛る練習、する?」
なかなかな課題のもよう。
「三食ちゃんととろうね。もう私のせいで忠弘の体重を落としたくない」
「忘れた」
いい男だな……。
「ごはんを食べたら体重をはかろう? 制服、ゆるかったんだよね」
耳がぴくり動いていた。脱衣所へ。
「I have a bad feeling about this」
体重計にとんと乗った。
「わあ、2kg減っている!」
台所でやかんに水を入れていた。
「俺の手料理を死ぬほど食え」
「カップラーメンなら食品寄付先に送ったよ」
「……いつのまに」
「あんなに仕事できるのに。応用で、やってみたくない? なんとか盛りしたいんでしょう」
「……答えられない」
やはり料理を勉強しよう。
書斎で、後ろから乳房をもまれ、耳に舌を入れられ、あてられながらレシピを検索。
「ね……実家の、お母さんに料理を習いたい」
「だめだ」
強い声、完全な否定。いきなり、どうして。
「……お母さんでも?」
「だめだ。通話もだめだ。携帯電話は没収だ。
4か月後は握りしめていろ、夜中でも連絡する。必ず出ろ。必ず見ろ。すぐに返信しろ。必ずだ」
不安でいっぱいの、眠れなかった男。
「……うん」
激しくもまれて、いっぱいなでられて、舌と声が直接。
「知らなかったな。一緒にいられたら、
こんなに……」