夫婦げんか。

36 夫婦の会話。

SUN, 14 DEC 2008

「女体盛りして食って犯る」

 形がもう、

「指くらいがまんしろ!」
「ぁあん!」

 後ろから。中に指2本、もどかしい。

「……っん、……っ……」

 米を研いで野菜を切る。

「……けがしそうになったら抜く」

 動きたい、突かれたい……。

「だいじょうぶ、……たぶん」

 むり。こんな生殺し、がまんできない。耐えられない。よく……。

 ずる抜かれた。手に巻きついた手料理を堪能している。
 いいから、もう。
 おしりを突きあげて、

「ぁ、あ、ぁんっっっ!」

 とおく声が聞こえた。

動いて……。



 なんとかシチューのできあがり。

「食べているときは致せないでしょう?」

 おなかが減ってもちょっとずつしか入らない。

「確かにな。待っていろさぁや、いま食いつくす」
「味わって食べて……」
「……うん」

 ごちそうさまのあと、すぐ襲う態勢。

「ひとつだけ」
「なんだ。待ったはなしだ」

 両腕を広げた。

「私のせいでごはんも食べられなかったとき、おなか空いたでしょう? ごめんなさい……」
「忘れた」

 ねえ、どうして?

「さぁやとさぁやの手料理さえ食えればいい、ほかは胃に入れても意味はない」

 待って、

「……さっき、ピザ。味……」
「いつも食っていたんだろう」
「こたえて」
「しなかった。さぁや、息しろ」

 くちびるで吹きこまれた。

「……ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい……」

 なにをしていたのだろう、いままで。

「忘れろ、過去には戻らない」

 あのとき、

「泣くな」
「……でも」
「うん?」

 甘えていい?

「指一本ふれない、は……さみしかったな」
「ああ……そういえば」

 ゆるして……。

「生理はいつだ、心の準備をしておく」
「……1週間後くらいかな、はっきりした周期がないの。きたら六日くらいかかる」
「六日間……地獄だ」

 なにかにつけては堕ちている。

「くち、とか……ぱ? とかは、するよ?」
「素股もさせろ」

 またなにやら。あとで聞こう。

「うん、これからはいつも天国だからね」
「ぜひ頼む。
 引っ越しがどうのだったな、俺がでかけたら内側からは鍵を開けられないようにしてやる」

 満足してくれるならなんだって。ちょっとあれこれ全部できないけど。

「格好よく仕事してね。私、仕事ができる」
「できるやつが好きとでも? いま何人いる」

 髪の毛を優しくとかしてあげた。

「いない。忠弘だけ、最初から。
 入社式の日に迫ってくれたらすぐ挿れてってお願いしたよ、人前で」
「……過去に戻りたい」