その源はもって濫ぶかすかな瀝

いうてくれるなわが誠僞りなし
檄羽げきはよ翔べ空を海をすべて越え
てんとして愧じぬ心杳ようとして知る
捧ぐならいただく不確かな軀
火のひかり才知よあなたの如く
星うつりて惹かれ君は月のよう
り愛りて地上天上を翔る
善心よ悪心のみさえぎってくれ
恋したういとむづかしき浮世月
散るも花おつるも恋よ君なれば
んぞ私心に求むることなかれ
恋は愛よりもち炎よりも淡し
が天にり視線が地を碎く
出でし想いの愛する人へ