Sat, 5 Sep 2009

「俺に惚れるに決まってんじゃん」
「言ってみたいセリフだぜ……」

Sat, 5 Sep 2009

Sat, 22 Aug 2009 12

 アパートの一室に集まった仲のいい三人のうち、一人が少々失敬。残る二人の会話。
「準備は?」
「万端」
 その後、戻って来た者の発言。
「あれ? あのバカは?」
「帰った」
「で、こっちのバカが残ったと」
「そう」
 残ったバカが立ったままの彼女を手招き。
「なによ」
「いいから」
 こっちゃ来い。
「なんだってば」
「いいから」
「なんなの。言ってよ」
「後で」
 このベッドに押し倒した後で。
「お前にコレ使うから」
 今朝箱で買って、個分けにしたブツを見せびらかす。
「だから早ヨ来い」
「……このバカったれ!!」
「そうだよ。だからさ」
 もう俺だけ、
「バカって呼んでよ」

Sun, 2 Aug 2009 11

「送ってけ!」
「イヤだよ」
「いいから送ってけ!!」
 会社の飲み会、三次会終了後、午前様。酒乱な彼女、嫌々な彼。周りはやいのやいの。
 折れた彼。仕方なく、仰せの通りにする。よっ、送りオオカミ! というお約束の冷やかしを背に。
「で、どこだ家」
 なんの連絡先も知らない、訊いていない。だってまだまだだから。
「○○市〜〜!」
「市? 区じゃねえのか、っておい寝るな!!」
 ここは都心、ど真ん中。背にしているのは彼女の重み。意識はくぅくぅ、夜空の模様。
「……どうすんべ……」

 数時間後、起きた彼女。
「寒い……」
 典型的二日酔い。吐き気もする。トイレへ。
「って、っきゃー!」
 ベッドから落ちてしまった。だって普段、彼女は畳の上でふとんに寝ているから。落差なんてない。
「どうした!」
 声に驚き焦った彼、登場。
 彼女だって驚く。視界が開けて周りを見る。見慣れない部屋のつくり、内装、光量からして朝、いる筈のない男。体に残る、
「お前ーー!! なにしてやがる!」
 口の悪い彼女、そこらにあるものを手当たり次第彼にぶん投げた。
「なにって、お前、……この!!」
 だって暴行されたの、彼ですから。

「……ホントかよ」
「ホントだ」
 彼女の前には大ジョッキ。たぷんたぷんに満たされた氷水。
「嘘、……だろ」
「嘘なもんか。俺の純情を返せ」
「こっちのセリフだバ……ぅうう……」
 大声は頭に響きます。
「あんなにイヤだと言ったのに。お前と来たら上に乗っかってヤりたい放題」
「言うなーーー!!」

 後日。
「見事ソレが大当たりだった、と」
 彼女は式場控え室でプイと横を見、フテ腐れた。友達はあきれた。心配して言ってやっているのに。そんなハラボテで純白の衣装を着る必要もあるめえと。
「あいつウソばっかり言う」
 あいつと言ったって、もうとっくに亭主だ。
“あの夜が一番凄かった。俺はただの性奴隷だった。女王様お許し下さいって何度言わされたか”
「どんな嘘よ?」
 純白の薔薇を敷き詰めた、硝子のヴァージン・ロードを歩くまであと数分。