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Sun,27 Jul 2003

He strayed from the path of ... 2. 電話での会話

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 よぉ置いとく大親友。おゲンキか、あああたしは元気だぜ。
「アケ。俺に一々言わせる気か。俺ァな、実は節介詮索搦め手はクソ嫌ェな性質なんだよ」
 そぉいう実績のない物言いをされてハイそうですか、とあたしが引き下がるとでも思っているのかい。この番号、初めてあたしの親友以外の件で掛けたんだ、用途に適っているだろうが。
「じゃあなアケ、クソして寝ろ」
 待ちな遼。置いとく大親友とは名ばかり、ひたすらウメコのフォローをさせる為、あたしを褒め殺して当事者もどきにした貸し、返して貰うぜ。
「……」
 何故そこで黙る? ペーラペラ言やいいじゃないか。あんたら二人はウメコが直に出向かなけりゃ、すっきり出来ない程度の仲だとな! 散々忠告した相棒へ今更泣きを入れられないなんざプライドは捨てな遼。
「……」
 成田になんの借りがある。
「……」
 黙ってんなら言うぜ遼。どだいおかしいと思っていた。あんたは成田に遠慮し過ぎている。騒動の前からだ。
 坂崎の行動は本来あんたが取るべきだった。そうすりゃ成田に釘を刺されていたとはいえ、あんたの立場は危うくならなかった。その程度の判断すら出来なかった。
 余裕がなかったんだ、ウメコにではなく成田にだ! あんたはいつもそうだ、だから余裕を保てる、一歩引いた位置でなんでも抱え込んで、本当のゲロなんざ一度もしないで現在に至っている、そうだろう、遼!
「ああ」
 じゃゲロしな。あんたは金輪際勘弁と言っていたが、そう堅いこと言うなよ置いとく大親友。徹底的に解決しようじゃあないか。
「アケ。それは無理だ」
 何故だい?
「罪を犯したのは事実だからさ。それを梅の字に負わせるわけにはいかないんだ」
 そんなことを言っているんじゃないよ。
 事実は覆しようがない。
 遼、まずあたしの懺悔を聞きな。あたしは誰かを加害者と公認させない行動を取り続けている。それは事態解決には一番まずい方法だ。だが取っちまった、それを続行させるしかない。
 責任の一端は間違いなくあたしにもある。来な遼。確かにウメコに背負わすわけにはいかないが、すっきりしようぜ。少しはさ。

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